あくる日の朝早く私は我が家の表門に立った。家で実は一面に枯れ草のやれ茎が折からの風になびいてこの古い家が持ち主を変えるほかなかった。理由を解き明かし顔である。一緒に住んでいた親戚たちはもう引っ越してしまった後らしくひっそり閑としている。